診療科

婦人科

症状と考えられる疾患

婦人科で代表的な疾患について解説しましょう。

子宮筋腫

粘膜下筋腫の画像 粘膜下筋腫

好発年令は40才後半で、月経時の出血量が以前より増えたとか月経痛が ひどくなってきた、下腹部膨満感や腫瘤感を感じたなどの訴えが多いです。

治療には、ホルモン剤(6ケ月間)治療や手術治療があります。 ホルモン剤(6ケ月間)治療の場合は、再発の可能性が充分考えられます。

手術治療では、開腹術と開腹せずに膣式に子宮を摘出する方法があります。 また、筋腫の部分のみ摘出する方法もあり、患者さまの病状に合わせた治療が受けられます。

治療の適応は、子宮が非常に大きい場合、貧血症状が出現した場合、腰痛など圧迫症状がある場合などです。 当院では、入院期間は平均8日です。

右の写真は、子宮筋腫の中でも、特に貧血を引き起こす粘膜下筋腫です。

子宮がん(頚部・体部)

好発年令は40才後半から50才前半にかけてです。しかし、最近の傾向として30才代の若い人にも頚がんがみつかっています。不正出血を主訴として受診される方もいますが、無症状で検診でみつかることも多いです。したがって、がん検診は非常に大事だと言えるでしょう。

治療は手術が原則ですが、進行期によって、抗がん剤治療を併用する場合もあります。 また、全身状態によっては、放射線治療が適切な場合もあるでしょう。
当院では、無輸血による広汎性子宮全摘出術もたくさん手がけています。

卵巣腫瘍

卵巣嚢腫頚捻転の画像 卵巣嚢腫頚捻転

好発年令は40才後半から50才前半にかけてです。症状のほとんどは、腹部膨満感や膨隆を自覚し受診されます。患者さまは、「中年太り」と考えておられた方が多いです。

超音波検査でほぼ診断はつきますが、血液検査で補助診断をするのが、一般的です。卵巣がんは、腹腔内で広がりやすく早期発見・診断が、治療の決め手となります。

右の写真は、強い下腹痛が主症状の卵巣嚢腫の頚捻転です。