診療科

乳腺・頭頸部外科

当科での診療の流れ

当科では、乳がんが疑われる患者さんに対し、医師は問診に続いて次のような検査を行います。

①受付・問診

問診票をお渡ししますので、お待ち頂く間に問診票の必要事項にご記入下さい。乳がん検診などの検査結果をお持ちの場合は、スタッフにお渡し下さい。

②乳房超音波検査(エコー検査)

医師による診察に引き続き、乳房超音波検査(エコー検査)を行います。エコー検査の結果はすぐにお知らせいたします。

③針生検・吸引式乳房組織生検

エコー検査でしこりが見つかり、さらに精密検査が必要な場合は、当日中にエコーガイドで針生検または吸引式乳房組織検査を行います。生検で得られた組織を病理検査(顕微鏡でしこりの正体を調べます)するため、結果が出るまでに4~5日かかります。

※吸引式乳房組織生検(バコラ生検)
 当院ではエコーガイド下吸引式乳房組織生検に、バコラ(バード社製)を用います。このバコラ生検は、針生検と違い吸引機能が付いているため、1回の穿刺でより多くの検体が採取できます。また組織の連続採取が可能であり、簡便に多くの組織が採取できるため、針生検よりも正確な病理診断が可能です。外科的切除生検(手術による切除)と同様の診断能をもち、かつ3-4㎜程度の皮膚切開で済み侵襲が小さいので、診察室での検査(10分程度で終了します)が可能です。

④結果

約1週間後に再受診頂き、病理検査の結果をお知らせします。良性であっても摘出した方がいい場合は、日帰り手術の予約をします。

⑤術前検査

乳がんと診断された場合は、以下の検査の予約をします。

ⅰ)マンモグラフィ、MRI検査
乳がんがどれくらいの大きさなのか、またどの程度広がっているのかを詳しく調べます。乳房温存術(乳がんとその周囲のみ摘出する手術です)の際に摘出する範囲を決めるための有用な検査です。

ⅱ)PET-CT
乳がんは、肺や肝臓、骨などに転移することがあります。転移がないかどうかを調べる検査です。

ⅲ)免疫組織学的検査
乳がんの治療では、手術とともに重要であるのが薬物療法です。乳がんが再発する確率を下げるため、手術の前後にホルモン療法や抗がん剤治療を行う事があります。どの薬物療法が最も有効であるかを、生検で得た組織を用いて検査を行います。

乳がんと診断されてから、手術までの期間は約2週間あります。その間に上記ⅰ~ⅲの検査を行います。