診療科・部門紹介

DEPARTMENT

耳鼻咽喉科

当科について

耳鼻咽喉科・頭頚部外科の領域は、聴覚、嗅覚、味覚の他にも、頸部の腫れ(リンパ節、唾液腺、甲状腺など)や嚥下機能の評価など広い範囲にわたります。生活の質に深くかかわる分野であり、速やかに診断して治療を進めていく必要があります。大学病院などとの連携もとりながら、より良い解決策を一緒に考えてまいります。

 

主な疾患・治療法

突発性難聴

突発性難聴は誰にでも起こりえる疾患で、文字通り突然発生する中等度から高度の感音難聴です。起床時に気がつくこともあります。毎年、約5000~1万人に1人が発症するといわれ、珍しい疾患ではありません。現時点ではステロイド投与が治療の中心ですが、高気圧酸素療法を併用することでより良い治療成績が期待されます。早期の治療開始が重要とされますが、2週間以上経過した症例でも、高圧酸素療法で改善した症例の報告もあります。特殊な装置であり、大阪府内でも高圧酸素療法が可能な施設は限られますが、石切生喜病院では積極的に使用しております。適応については耳鼻科の外来でご相談ください。

難聴

加齢に伴う、いわゆる老年性難聴の場合、補聴器を装用することでスムーズな会話が可能になることがあります。ご自身で補聴器店に行かれる前に、一度当科の外来でご相談いただき、補聴器外来を受診することをお勧めします。
ある日突然聞こえが悪くなる、突発性難聴の場合は早期の治療開始が重要です。強いめまいを合併することもあります。ステロイドホルモンを使用する治療となりますので、糖尿病などの合併症がある場合は入院加療が必要となります。

甲状腺腫瘍

甲状腺は甲状腺ホルモンを産生する内分泌臓器です。ホルモン値に異常をきたすバセドウ病や慢性甲状腺炎などの他、甲状腺の内部に腫瘍が形成されることもあります。当科では主に腫瘍の切除を行っておりますが、声がかれるなどの合併症を起こす可能性のある手術となります。手術中に神経モニタリングを導入するなど、少しでも合併症のリスクを減らすように努力しております。

アレルギー性鼻炎

くしゃみ、鼻汁、鼻づまりを引き起こす代表的な病気です。採血検査で原因を特定することが重要です。内服や点鼻薬が中心となりますが、特定の原因に対しては舌下免疫療法も導入する予定です。

頸部の腫れ

頸部の腫れの原因は様々です。最も多いのは頸部リンパ節の腫れです。良性か悪性かの診断が必要です。超音波検査である程度は良悪性の推測も可能です。外来ではスクリーニングとして超音波検査に加えて内視鏡検査でののどの確認も行います。診断のために針を刺して細胞を調べる検査を行うこともあります。

誤嚥

口から食べたり飲んだりした物が、間違って気管の方に入ることがあります。通常はむせて(咳反射)によって押し出されますが、嚥下機能が衰えた人は、その反射が起こらずに肺炎を起こしてしまうことがあります。当科では誤嚥の程度を内視鏡で調べ、リハビリの指導を行っています。

診療スケジュール

朝診
9:00~
(受付 7:00-12:00)
昼診
※予約制
14:00~
(受付 13:00-16:00)
夜診
18:00~
(受付 16:00-19:30)
朝診 1診 小西10:00より診察開始 金村 金村 山本(大) 小西10:00より診察開始 1・3・5週
山本(祐)
2・4週
甲賀毎週診察受付11時まで
2診 山本(祐)診察受付11:00まで 1・3・5週
福井(研)
2・4週
毎週診察受付11時まで
山本(大) 三谷診察受付11時まで 山本(大) 担当医予約診
昼診※予約制 - 予約診 予約診 予約診 予約診 -
夜診 1診 - 担当医 - - - -
2診 - 担当医 - - - -

2024.9.1.現在

担当医師のご紹介

金村 信明

かねむら のぶあき

部長
  • 資格
  • 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門研修指導医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会補聴器相談医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医・指導医
  • 補聴器適合判定医
  • 身体障害者福祉法第15条第1項 指定医
  • 難病指定医
  • 日本内分泌外科学会内分泌外科専門医
  • 学会役員
  • 乳腺甲状腺超音波医学会 評議員

山本 大地

やまもと だいち

小西 一夫

こにし かずお

非常勤
  • 資格
  • 日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
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