診療科・部門紹介

DEPARTMENT

内科・糖尿病代謝内科

施設認定

  • 日本内科学会認定教育関連病院
  • 日本糖尿病学会教育関連施設

当科について

日本人の死因の3分の1を占める脳血管障害、心血管障害が大きな問題となっています。
その原因となる生活習慣病である糖尿病・高血圧症・高脂血症・肥満を治療対象としています。なかでも糖尿病患者の増加は著しいものであります。

薬物療法は以前に比べて手段が多様となり、個々の患者さまの状態、生活環境に最適な治療をしてきました。血糖コントロールの改善はもとより、膵のインスリン分泌機能の保存が重要となってきています。また高血圧・高脂血症が合併することが多くより強力に治療することが求められています。加療により細小血管障害・大血管障害といった合併症を予防しQOLの低下を防がなくてはなりません。

最近は、メタボリックシンドローム、慢性腎疾患(CKD)といったごく軽度の異常が心血管障害を引き起こすことで、注目されてきています。 糖尿病患者さまの教育も重要であり糖尿病教室を開き、ご家族さまも含めて参加を呼びかけています。他科での入院患者さまにも糖尿病の方が多くおられ、その方たちの術前・術後の血糖コントロールも重要な業務内容となっています。

主な疾患

生活習慣病

発症の原因が日常の生活そのものの中にある疾患を指します。生活習慣・社会環境等の多くの原因と遺伝的素因がからまり、さらに加齢も加わって体をむしばんでいきます。
3~40歳代に出現しますが、より若い世代にも影響はすでにでています。
自覚症状がないままに、知らず知らずの間に進行し、症状が現れるのは、脳・心血管障害であり、死につながることもあって、サイレントキラーとも呼ばれています。
これらの予防のためには、早期発見につながる定期健診が必要です。
当院でも一般健診、企業健診、老健法健診を内科系診療科が担当し住民の健康管理に貢献しています。
生活習慣病には予防が大切
日本人の死因統計をみると、ガンによるものが一番であり、脳卒中、虚血性心疾患がそれに続きます。
肺がん、大腸がんなど増加しているものもありますが、胃がん、子宮がんによる死亡率は、健診の普及に従って減少しています。

糖尿病と糖尿病教室

現在内科では、生活習慣病のなかで、糖尿病の患者さまが多くを占めています。 糖尿病の患者さまは増加しています。現在700万人の患者さまがおられ、糖尿病の予備軍を入れればその数は倍になるといわれています。しかし治療を受けておられるのはその半分にすぎません。

日本人はインスリンの分泌がやや少ない遺伝的特性を持つ民族であるといわれ、生活様式の欧米化により、急激に増加しています。放置すれば症状が現れなくても合併症は進行します。

食事療法、運動療法が治療の基本です。これらが十分なされていても血糖が十分コントロール不能なときは薬物療法が必要となります。
多くの作用の異なる内服薬がありますし、インスリン治療が必要となることもありますが、必ずコントロール良好とすることができます。簡単な操作で自己注射できますし、家庭で血糖を知る簡易測定器もあります。自身の状態を正しく把握する事によって最良の治療法を選ぶことが可能です。

その病状の多彩さ、他の疾患との合併など特徴がみられ、眼科、泌尿器科、外科、形成外科、皮膚科の協力を受けてより一層の治療内容の充実を図りたいと思っています。また、これを治療し、進行を阻止するためには、医師、看護師、栄養士、運動療法士、薬剤師、検査技師等幅広い分野の人々が関わっていく必要があります。また食事療法、運動療法に対する患者さま自身の知識、意欲が不可欠であり、病院全体としてサポートしていく必要があります。

糖尿病は糖尿病は症状に乏しいため、正しく理解されていない場合があります。年一回の健診は必ず受け、疑わしいときは速やかに内科を受診してください。早期からの治療は、網膜症、腎症、神経障害、動脈硬化症などの合併症を防ぎ、健常人と何ら変わらない生活を送ることが可能です。すでに合併症がある方には、その進展を阻止することが大切であり正しい知識が必要です。

糖尿病教室
糖尿病を正しく理解していただくために、当院では関係するスタッフが協力して入院患者さまを対象に糖尿病教室を実施しております。
糖尿病教室スケジュール 〈第2・4週/月2回実施〉
午前(10:00~11:00) 食事療法
(栄養士)
糖尿病のお薬について
シックディについて
(薬剤師)
午後(15:00~16:00) 16:00~17:00
糖尿病とは
(赤井医師)
運動療法
(運動療法士)
合併症/総括
(長谷川医師)
日常生活の注意点
フットケア
(看護師)

場所 : 4F病棟食堂

糖尿病教室

糖尿病透析予防外来

現在、糖尿病腎症が透析導入の原疾患の第1位となっております。また、糖尿病腎症は初期ではほとんど自覚症状が出現せず腎機能が低下していきます。出来るだけ早期から介入し進行を阻止することが必要となります。腎症が進むと腎不全となり色々な症状(疲れやすい、体のだるさ、足のむくみ)がでてきて、やがて透析療法が必要となります。
そこで当院では、糖尿病腎症の進展を予防するため、医師・看護師・管理栄養士が連携し患者さまのサポートをさせていただきます。
診察日時
水曜日:医師(9:00~12:30)、管理栄養士(13:00~15:00)、看護師(12:30~14:30)
*管理栄養士、看護師は完全予約制
場所
医師(糖尿病外来)、看護師(内科2診)、栄養士(栄養相談室)
受診可能な方
糖尿病腎症2期~4期であり医師が必要と判断した患者さま
診察日と同日に指導を受けることが可能な方
受診方法
まずは糖尿病外来の担当医師や外来看護師にご相談ください
費用
保険診療となります(3割負担の方は1050円、1割負担の方は350円)
スタッフ
医師(糖尿病専門医)、看護師(糖尿病療養指導士)、管理栄養士

診療スケジュール

朝診
9:00~
(受付 7:00~12:00)
昼診
※予約制
14:00~
(受付 13:00~16:00)
朝診 1診 堀尾診察開始9:30~ 堀尾 将積 木村 - 長谷川受付11:30まで
2診 本田 赤井 藤本(茉) 林(瑞) 本田 納谷受付11:30まで
3診 - 長谷川 長谷川 赤井 長谷川 -
- - 糖尿病看護外来(予約)9:00~12:00 - 糖尿病看護外来(予約)9:00~12:00 -
昼診※予約制 1診 将積 糖尿病
フットケア
外来※診察⑪番(予約のみ)
- 赤井 糖尿病
フットケア
外来(予約のみ)
-
2診 - 赤井 - - - -

2024.9.1.現在

担当医師のご紹介

長谷川 隆正

はせがわ たかまさ

部長
  • 資格
  • 日本内科学会認定内科医・内科指導医
  • 日本糖尿病学会糖尿病専門医
  • 内分泌代謝・糖尿病内科領域暫定指導医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • *臨床研修内分泌

赤井 真弓

あかい まゆみ

副部長
  • 資格
  • 日本内科学会認定内科医・内科指導医
  • 日本内科学会総合内科専門医

本田 夏希

ほんだ なつき

医長
  • 資格
  • 日本内科学会認定内科医・内科指導医
  • 日本糖尿病学会糖尿病専門医

林 瑞紀

はやし みずき

堀尾 武史

ほりお たけし

副院長・教育研修センター長
  • 資格
  • 日本内科学会認定内科医・内科指導医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本循環器学会認定循環器専門医
  • 日本高血圧学会高血圧専門医・指導医
  • *臨床研修指導医
  • 学会役員
  • 日本高血圧学会評議員
  • 日本心血管内分泌代謝学会評議員
  • 日本内科学会近畿支部評議員
  • 日本循環器学会近畿支部評議員

将積 利彦

まさづみ としひこ

顧問
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