患者さまへ

外来化学療法室

がん化学療法(抗がん剤治療)は手術療法や放射線療法と同様にがん治療の重要な治療のひとつです。最近のがん化学療法の進歩には目覚ましいものがあります。新規抗がん薬、がん細胞だけに効く分子標的薬の登場により、以前では考えられないくらいの延命が可能となり、一部のがんでは完全に治すこともできるようになってきました。高い治療効果を得るためには、治療効果がもっとも期待できる標準治療を正しく実施し、副作用を最小限に抑えることが大切です。

一方、患者の皆さんにできるだけご自宅で過ごしていただきながら治療を進めるため、現在では多くのがん化学療法は外来通院で行うようになりました。当院におきましても積極的に通院での化学療法を導入しており、2016年2月15日に、外来がん化学療法専門の化学療法室を開設いたしました。

化学療法室では月曜日から土曜日まで週6回、通院での抗がん剤治療を行っております。各科医師・薬剤師・看護師・事務職員などがチームを作って、各々の専門性を生かし協力し合いながら安全で質の高いチーム医療を提供できるよう心がけております。

化学療法室には、6台のリクライニングチェアーと2台のベッドがあり、テレビをご覧になりながら、あるいは音楽を聴きながら快適に治療を受けていただくことができます。

2016年度 外来がん化学療法治療実績

消化器科 呼吸器科 乳腺外科 血液内科 泌尿器 婦人科 皮膚科 合計
696件 333件 333件 171件 144件 74件 5件 1,756件

当院での抗がん剤治療のレジメン(治療のスケジュール)は、すべて医学的に有効性や安全性が証明されたものを用いております。すべてのレジメンが、当院レジメン審査委員会での審査・承認を受けております。

登録レジメン数

消化器科 婦人科 呼吸器 乳腺外科 血液内科 泌尿器 脳外科 皮膚科 整形外科 合計
54 30 27 23 15 6 2 1 1 159

化学療法室で治療を受ける方の注射薬調製は、専任の薬剤師が室内併設の安全キャビネットを使用し、無菌調製を行っています。迅速に治療を提供できるよう努めておりますが、使用する薬剤が多い場合や特殊な調製方法が必要な場合、治療日によっては処方される時間が重なる為、注射薬を提供するまでに時間のかかることがあります。処方された薬剤が適正であることを確認し、無菌的かつ安全に調製を行うため、調製時間を要しますがご理解をお願いしたいと思います。

化学療法を受けられる患者さまが「より安全に、快適に、安心して」治療を受けていただけるよう、チームで取り組んでおります。「抗がん剤はこわい」というイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思いますが、不安なことなど、何でもお気軽にスタッフまでご相談下さい。

化学療法室のご利用のしかた

化学療法室は完全予約制です。医師が、治療計画に合わせて予約します。曜日や時間等の詳細は、外来の担当医にご相談ください。また、当日お越しいただけない場合は各診療科までご連絡ください。

使用時間

月曜日~金曜日
午前9時~午後5時
土曜日
午前9時~午後1時

治療当日の流れ

治療当日の流れ

外来化学療法室の様子

リクライニング
ベッド
リクライニング



外来化学療法室の場所

薬剤部の紹介

薬剤部

治療を行なうことが決定してから、薬剤師が外来化学療法室の中にある無菌調剤室で抗がん剤の準備をします。薬剤師は医師の指示通りに抗がん剤を準備するだけでなく、薬剤に関する患者さまの質問にお答えします。疑問や質問があれば、いつでもお尋ね下さい。

外来化学療法室のスタッフの紹介

来化学療法室のスタッフ

外来化学療法室のスタッフは、医師・薬剤師・事務員などと連携し、患者さまが安全・安楽に治療を受けられるように努めています。また、治療により生じる副作用や、家庭や社会生活でお困りのことがあれば、解決できる方法を一緒に考えさせて頂きます。不安なことがあれば、どんな小さなことでもお伝えください。