診療科・部門紹介
DEPARTMENT
診療科・部門紹介
DEPARTMENT
呼吸器外科・呼吸器内科・放射線治療科が緊密な関係を持つことで、さらに機能的な呼吸器センターを目指します。
高齢化に伴い肺がんをはじめ呼吸器疾患に罹患する人が増加してきました。
2000年当初、呼吸器内科・呼吸器外科の常勤専門医を有し呼吸器疾患全般を診療できる病院は、近隣では北は寝屋川市・交野市、南は藤井寺市・柏原市まで存在しませんでした。そこで地域医療の拠点病院としての責任を全うするため、呼吸器疾患の診断と適正かつ最良の治療を可能な限り迅速に行うことを目的に、常勤の呼吸器内科・呼吸器外科・放射線治療科の専門医とタッグを組み、2005年秋に呼吸器センターを設立しました。そして更に安全で質の高い最新の医療を提供すべく、診療科として2011年秋に呼吸器外科を増科、2013年冬に放射線治療科を増科、さらに複雑化する肺がん化学療法に対応するため、2021年春からは新たに呼吸器腫瘍内科を設立し現在に至っています。
当センターの誇るべき特徴は、各分野で精力的に学会活動を行なっている常勤専門医が常に情報共有しながら診療を行っている点、大阪公立大学病院と強力なタッグを組んで最新の医療を行っている点、重篤な呼吸不全に陥った患者さまには、看護師・理学療養士・臨床工学士・栄養士からなる専門の呼吸器サポートチーム(RST:Respiratory Support Team) がきめ細やかな対応を行なっている点が挙げられます。
肺がんはもちろん外科治療が最適だと判断される疾患に対して、当科は常にご本人・ご家族と共に闘います。そして出来る限り鏡視下手術を用いて低侵襲な方法で治療を行います。
この低侵襲治療は、まさに超高齢者をはじめとする体力の低下した患者さまに最適の治療です。抗がん剤治療が十分行えない場合でも適応できる場合もあります。
まずは一度当科にご相談下さい。
当院の呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科は東大阪市で最大規模であり、常勤医師8名、非常勤医師3名で肺や胸部の病気の診療にあたっています。対象疾患は、肺がん、縦隔腫瘍、気管支炎や肺炎、間質性肺炎、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支喘息、気胸、胸水貯留、気管支拡張症、肺結核、非結核性抗酸菌症、睡眠時無呼吸症候群など多岐にわたります。当院は大阪府のがん診療連携拠点病院に指定されており、肺がん治療に関して高度専門医療の提供を行っています。
当科は呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科・呼吸器外科などと連携して、リニアック装置(放射線治療用_直線加速器装置)を用いて肺がんの方への治療を行っています。放射線治療は、早期肺がんへの根治的治療を目的とした体幹部定位放射線治療(ピンポイント照射)から転移性骨腫瘍や転移性脳腫瘍などの緩和的治療(症状改善)を目的とした緩和照射まで、肺がんの全ての状況で使用されています。肺がんへの放射線治療についてご質問がある方は、当科までお気軽に御相談に来て下さい。
呼吸器センター長 | 西田達 |
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