診療科・部門紹介
DEPARTMENT
診療科・部門紹介
DEPARTMENT
石切生喜病院の腎臓内科は、2015年11月に開設された診療科です。最初は常勤医1人でスタートしましたが、年々増員され、2022年には7人体制で診療を行っています。
専門診療科として、腎臓という1つの臓器疾患を診るのではなく、全身的な視野から腎疾患をとらえることを信条とし、他の専門診療科とも共同で診療を行っています。そして、健診で発見される検尿異常から、急性・慢性の腎炎やネフローゼ症候群、糖尿病性腎臓病、腎硬化症、多発性嚢胞腎など、腎臓病の診断・治療・管理に幅広く対応しています。
診療手段として、腎生検、超音波を含む画像検査、血液生化学・尿検査など、病理的診断はもちろん生理的診断も駆使して的確な診断をし、最良の治療法を選択して腎疾患の治癒あるいは進行抑制に務めています。すなわち、蛋白尿・血尿の時点で、適応があれば安全且つ積極的に腎生検をし、腎炎・ネフローゼの多くを治癒可能に導いています。しかし、不幸にして腎不全に陥った患者さまには保存療法を行いつつ、終末期に至った場合、透析療法(血液あるいは腹膜透析)を導入します。そして、患者さまの希望があり可能な場合、腎移植にも繋げています。また、血管炎など難治性疾患に対する血漿交換や吸着療法など、特殊血液浄化療法も行っています。
腎臓は、体液・循環調節を行う大切な臓器であり、高血圧の原因臓器でもありますので、高血圧の精査やコントロールも行っています。
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 累計(2016年~) | |
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症例数及び累計症例数 | 35 | 35 | 19 | 36 | 30 | 34 | 232 |
(※)ANCA関連腎炎は以下を含む
顕微鏡的多発血管炎; 多発血管性肉芽腫症; 炎半月体形成性糸球体腎炎; 壊死性半月体形成性糸球体腎炎
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
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糖尿性腎臓病 | 27 | 35 | 38 | 41 | 28 | 24 |
慢性糸球体腎炎(IgA腎症を含む) | 9 | 6 | 4 | 5 | 5 | 6 |
腎硬化症 | 8 | 13 | 9 | 21 | 8 | 9 |
多発性嚢胞腎(ADPKD) | 1 | 1 | 3 | 1 | 2 | 3 |
その他 | 3 | 11 | 11 | 11 | 5 | 6 |
合計 | 48 | 66 | 65 | 79 | 48 | 48 |
石切生喜病院ではこの4年間、新規血液透析導入数が増えて、維持透析については、患者さまが通院しやすい近くの透析施設にもお願いしていますが、石切生喜病院での症例数は210症例で推移しています。
なお、腹膜透析療法を選択され実施している症例は、9症例になっており、腎不全の原因疾患の内訳は以下のとおりです。
また、腎移植を希望され、移植を行った症例は1症例です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
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朝診 | 1診 | 立石 | 福田 | 橋本 | 山岡 | 竹内 | - |
2診 | - | 担当医 | - | - | - | - | |
昼診※予約制 | 立石 | 福田 | - | - | 腹膜透析 外来 |
- |
2024.9.1.現在
立石 悠
たていし ゆう
早川 由紀
はやかわ ゆき
福田 裕介
ふくだ ゆうすけ
橋本 真
はしもと まこと
藤本 茉奈
ふじもと まな
山岡 諭史
やまおか さとし
林 瑞紀
はやし みずき
今西 政仁
いまにし まさひと