2023.01.05
新年あけましておめでとうございます
研修医一年目の岩部です。
日に日に寒さがまし雪が降る日もありますが、病院の中は今日もポカポカで元気に働いています。
先月12月15日に、「プライマリケア合同カンファレンス」が行われました。
演者は現地(大阪公立大学)集合での開催予定でしたが、コロナウイルス感染拡大の影響で、急遽当日に演者もオンラインでの開催となりました💻
演者は、5病院から5人で、石切生喜病院からは、南野Dr.が発表してくれました
演題名は、「発熱と意識障害で来院した70代女性」でした。
入院時点では、原因不明の発熱・意識障害に対し、入院での精査加療を進めていくうちに、感染性心内膜炎があると判明した症例についてでした。鑑別疾患として挙げたものの、否定的であると考えられた感染性心内膜炎が、実際の感染巣であったというとても怖い話です。
実臨床の場では、国家試験のように症状や所見が揃っていないことも多々ありその難しさを考えさせられる発表でした。粘り強く検査を進めた担当の先生方、入院の必要性を判断した南野Dr.に感心するばかりです
マッチングが終了し、来年から石切生喜病院で一緒に働く後輩も決まりました。一緒に働ける楽しみの感情と先輩として後輩を引っ張っていけるかの不安の感情と入り混じっています。救急の現場では、入院が必要かどうかの判断が重要であると思います。後輩と一緒に当直業務に入った際には根拠を持ってその判断ができるようさらに研鑽していきたいです。
ところでプライマリケア合同カンファレンスでは、毎回投票による順位が決まります。
今回の発表で、見事南野Dr.は、2位に輝きました✨
おめでとうございます
当日のギリギリまで、より良い発表にするためにスライド・原稿を修正している姿を見ていたので、同期としても嬉しいです😆
そして、このような勉強の機会を設けてくださった関係者の方々に感謝申し上げます
次回は、石切生喜病院が司会進行を務めることになっているので、2年目の先生が座長を務めてくださいますので楽しみです。
以上、合同カンファレンスのご報告でした
「研修医1年目の南野祥子です。
今回このような賞を受賞することができて大変嬉しく思います。
発表にあたって、堀尾先生をはじめ、循環器内科の先生方から沢山の御指導を頂きました。幾多の叱咤激励ありがとうございました。練習に付き合ったり応援してくれていた同期にも感謝です。
今回、診断に苦戦した感染性心内膜炎について発表させて頂きました。よく聞く名前の疾患ではありますが、実際その症状から診断するのは難しく、”その疾患を想定できるかどうか”が大事だと感じました。
今回の発表の経験を生かし、今後も研修に励んで参ります。
私達の同期ではまだ1位を取れていないので、最後の吉田先生には是非1位を取って貰いたいですね!!」