2022.05.10

初期研修を終えて(2022年)

研修を修了された先生方よりコメントを頂きました

国重龍一 先生

「石切生喜病院での初期臨床研修を終えて」

2020/4~2022/3までの2年間、初期研修をさせていただきました、國重龍一です。石切生喜病院での2年間は、今思い返せばあっという間に過ぎた、充実した日々でした。ローテートする科ごとに、何もわからないことだらけで不安でしたが、上級医の先生方は全員非常にやさしく熱意をもって教えてくださりました。また、さまざまな手技を研修医にさせてもらえるような環境でしたので、手技をする度胸と多少なりとも経験も培わせていただきました。さらに、上級医の先生方との距離感も近く、困ったときにはすぐに質問でき、すぐに頼れるような環境でした。そのような環境で2年間研修できたことで、充実したスタートダッシュをきれたと思っております。
 同期は基幹型が4人+「たすき掛け」(協力型)1人で計5人と少人数でしたが、良い同期にも恵まれました。少人数であったために、研修医同士なんでも相談でき、笑いあり、涙ありで、より親密になったように思います。
 これからは、他院で専攻医としてキャリアを積んでいきますが、石切生喜病院での初期研修で学んだことを存分に活かして、これからも精進していきたいと思います。 石切生喜病院でご指導いただいた諸先生方、スタッフの皆様、同期や後輩の研修医の皆様、2年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。
国重龍一 先生

辻葵 先生

「石切生喜病院での2年の初期研修を終えて」

令和4年3月に石切生喜病院での初期研修を終えた辻葵です。2年間の振り返りをさせていただこうと思います。
 まずは石切生喜病院関係者の皆様には2年間大変お世話になり、ありがとうございました。上級医の先生方のみならず、看護師、技師、その他コメディカルの方々、研修の管理をしてくださった秘書の皆様に厚く感謝申し上げます。何かとご迷惑をおかけしてしまうこともあったかと思いますが、皆様にご尽力いただきましたおかげで素晴らしい研修期間を過ごすことができたと思います。重ね重ねありがとうございました。
 内科系、外科系、マイナー科問わず様々な科で多くの先生方に教われたことがとても勉強になったと思います。各科の実臨床の場で診察、アセスメント、方針決定、治療していく過程を肌で感じることができることは、ガイドライン、教科書の知識を実践に応用していく様を目の当たりにできる貴重な経験であったと思います。また手技を経験させていただける機会が多く、大変勉強になりました。このブログを読んでおられる学生の皆様も、外科系の科をローテートする際は手術があって手技が多いというイメージがあるかと思います。実際その通りですが、当院は外科内科問わず研修医が積極的に手技を経験させていただける土壌のある病院だと思います。また手技が多いからといって、座学をする時間がないというわけではなく、しっかりとEBMを学ぶ時間的余裕もありました。言うなれば、"文武両道"な研修をさせていただけたと思います。
 現在の初期研修プログラムにおいて必須項目となっている地域研修では、私たちの年度では東大阪市の3箇所のクリニックへ1週間ごとにお世話になり、残りの1週間は奈良県の川上村のクリニックで研修させていただきました。訪問診療に力を入れておられるクリニックもあれば、100人近い患者様を診察される非常に忙しいクリニックもありました。川上村では僻地医療の実際を経験することができました。普段の急性期病院での研修とは全く方向性の違う医療を経験することができ非常に良い経験になりました。
 また川上村での研修中は現地滞在であったので、温泉に入れたり美味しいご飯をいただけたりと楽しい思い出になりました。また同期の研修医たちで楽しく過ごせたのがとても良かったと思います。分からないことがあったり困ったことがあったときに気軽に話せる同期がいたことはとても幸せなことでした。研修医用の部屋(研修医医局)があるので、業務の合間に先輩、後輩の研修医の方々とも交流を持つことができて楽しく過ごさせていただきました。もちろん専攻医以上の先生方用の医局にも気軽に相談しに行けますし、雰囲気の良い職場だったと思います。
 以上で私の初期研修の振り返りとさせていただきます。この2年間の学びを礎に今後の医師人生をより深めていきたいと思います。改めまして関係者の皆様、誠にありがとうございました。
辻葵 先生

福田帝 先生

「初期臨床研修を終えて」

気が付けば、2年間の初期臨床研修を終えて、専攻医という次のステップに是非もなく進んでいる自分に戸惑うばかりです。
 医師国家試験を乗り越えて、決意を新たに勇んで開始した研修医生活は、気持ちとは裏腹に、自身の不甲斐なさや思いどおりにいかないことの連続で、できるようになったことよりも、できない事を知り数える日々でした。1年上の先輩研修医の大きな、遠く感じる背中に気持ちが揺れながらも、2年間の研修をやり通せたのは、ひとえにご指導いただいた先生方、切磋琢磨できた同期の研修医、様々な面で支えてくださった医療スタッフの皆様のご尽力、あまりかっこ悪いところを1年下の後輩研修医にみせれないと奮起できたおかげです。
 ご指導いただいた先生方の優しくも厳しい言葉のひとつひとつを胸に、医師を目指したきっかけである心臓外科医になる目標に向かって、これからも精進していきたいと思います。
福田帝 先生

好本雅也 先生

「研修を終えて」

2020年4月から2年間石切生喜病院で初期研修をさせていただきました好本雅也と申します。
 コロナ禍という特殊な環境での研修にはなってしまいましたが、2年間があっという間に過ぎていくとても充実した研修生活を送らせていただきました。
 研修が始まったばかりの頃は、分からないことだらけで採血や指示出しなど何をするにしても指導医の先生方や先輩方に聞いてその通りのことをすることで精一杯でした。
 しかし諸先生方は常に丁寧に温かく指導してくださり、手技や救急対応など少しずつ自分のできることが増えるにつれて医師としての成長を実感することが出来ました。
 石切生喜病院では、どの科をローテしている時でも志望科に関わらず熱心に指導していただきました。自分が進路を決めかねていたこともあり、全ての科が魅力的に思える研修をさせていただきました。ローテしていない時でも他科の症例や学会発表の相談などを気軽に乗っていただける環境でとても心強く感じることができました。
 また実臨床以外にも、救急症例の検討会や手技の講習会、感染症の講義などじっくりと時間をかけて教えていただく機会も多く医師一般として必須の知識を学び、専門科に偏らない幅広い研修をすることができました。
 最後になりますが、研修を支えていただいた諸先生方、看護師・コメディカルの皆様、職員の皆様に感謝を申し上げます。石切生喜病院で学んだことをさらに磨いていけるよう今後も精進してまいります。2年間本当にありがとうございました。