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2024.12.02重要なお知らせ

輸血後感染症検査について重要なお知らせ(令和7年1月4日~)

日本輸血細胞療法学会の「輸血療法の実施に関する指針」に基づきB型肝炎(HBV)、C型肝炎(HCV)、HIVの3項目が輸血後感染症検査として推奨され、当院でも施行されてきました。しかし、2014年に輸血用血液に対する個別NAT検査が導入されたことから、これらの輸血後感染症は大幅に減少しました。日本国内において2015年から過去5年間遡及調査によって輸血後のHBV感染が3例報告されたのみで、HCV、HIV感染は1例も報告されていません。

これらの状況を踏まえて日本輸血細胞療法学会は以下の見解を示しました。

  • 輸血後感染症検査は、従来から感染が疑われる場合に実施する検査とされており、輸血された患者全例に実施する検査ではない。
  • 免疫抑制状態等の基礎疾患を持つ患者に担当医師の判断で輸血後感染症検査を実施してもよい。
  • 輸血前検体保管は全例で実施するべきである。
  • 輸血後感染症検査の実施率を病院の機能に対する機能評価に用いない。

 

上記の通達を受け、当院では以下のように対応を変更いたします。

  • 輸血時に渡す輸血後感染症検査案内の配布を取りやめます。
  • 輸血後感染症検査は担当医の判断での実施する以外は推奨しません。

すでに輸血後感染症検査の案内を受けられた患者様は、実施に関して主治医とご相談ください。

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