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糖尿病教室における薬剤師の仕事

糖尿病における療養指導の目的は、患者さまの生活を理解し、適切な自己管理が行えるように支援することです。糖尿病は自己管理の病気と言われているように、患者さま自身が治療法を十分に理解し、日々の生活の中で実行していく必要があります。療養指導士としての薬剤師の役割は、他の職種と同様に継続自己管理の意識づけです。服薬指導やインスリン指導を通して、自己管理の大切さを伝えられるようにしていきます。

糖尿病教室

入院患者さまを対象に2週間に1回、糖尿病教室を行っています。糖尿病教室は、糖尿病と診断された患者さまが、一生糖尿病と付き合っていくための動機づけや、今後の自己管理の知識を身につけていただく事を目的に行われています。
5日間を通して、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士が糖尿病の病態や合併症・治療法(食事療法・運動療法・薬物療法)についての講義を行っています。

その中で薬剤師は、薬の効き方や服用上の注意点、インスリン自己注射の手技や管理、血糖自己測定について、当院で作成した資料をもとに説明を行っています。
また、低血糖時やシックデイ時の予防法、対処法の指導を行い、糖尿病患者さまに安全に、安心して治療を継続してもらえるようにサポートしています。

インスリン指導

当院では、薬剤師による外来インスリン指導を行っております。
はじめてインスリン治療に取り組む患者さまに、不安なく治療をスタートして頂けるように、インスリンの使い方はもちろんですが、保管方法、トラブル時の対応についても指導を行います。
また、血糖自己測定の方法についても指導しています。血糖測定を自宅でも行う事でリアルタイムに血糖値を把握でき、よりよい血糖コントロールを目指すことができます。
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