イシキリカルテ

こんにちは(*´▽`*) クリティカルケア認定看護師Nです![]()
日本臨床救急医学会 患者安全検討委員会が主催するRRS起動要請研修コースを
2025年11月15日(土)午前(9時から12時)とRRS起動要素研修指導者養成コースを午後(13時30分から16時30分)に
医療法人藤井会 石切生喜病院にて開催しました!
院内での急変対応力の底上げと、多職種での共通言語・連携の強化を目的に企画したものです![]()
開催概要![]()
開催日:2025年11月15日(土)
会場:石切生喜病院(大会議室)
参加職種・人数:医師3名、臨床工学技士3名、
看護師9名(計15名)
内容:講義 / シナリオ演習 /
振り返り(デブリーフィング)
コース構成
事前学習(オンライン)、学研メディカル E-learning(RRSの基本概念・起動基準の学習)、
ハンズオン研修(約3時間)、マネキンを用いた実践的シナリオ演習、事後学習(オンライン)、復習・知識確認・修了証発行の流れでした!

基本スケジュール![]()
午前(09:00〜12:30):RRS起動要素研修コース(病棟スタッフ対象)
午後(13:30〜16:30):指導者コース(修了者対象/座学+シナリオ指導)
企画の背景(ねらい)![]()
急変はどの部署でも起こり得る一方で、初期対応やエスカレーションは「個人の経験」に依存しやすい領域です。
今回のコースでは、“気づき → 共有 → 相談/要請 → 介入” の流れを多職種で揃え、現場で再現できる動きを確認することを重視しました。
急変兆候の認識の必要性や、「何かおかしい」を言語化すること、重症徴候を見逃さないために必要なこと、
気づきを躊躇せず発信、医師との連携、チーム間コミュニケーション、意識障害対応、アナフィラキシー対応等のシミュレーションを行いました。
当日の様子![]()
当日は、少人数で密度の高い演習ができるよう進行し、
各シナリオ後の振り返りでは、どの情報を、誰に、どの順で伝えるか、
迷いやすい判断ポイントを、どうチームで補うか役割分担と声かけ(指示の出し方・復唱・確認)など、
現場に持ち帰れる具体的な工夫を参加者同士で共有しました。


外部講師のみなさまへ
今回はファシリテーターとして東京慈恵会医科大学附属柏病院麻酔科教授である鹿瀬陽一先生、
ならびに東京慈恵会医科大学救急災害医学講座から武田聡主任教授、急性・重症患者専門看護師の石戸千賀子主任、
また、愛知医科大学看護学部からの森一直教授にご指導をいただきました。
その他、コースの開催に際して御協力くださいました、同大学教育センター看護キャリアサポート部門から挟間しのぶ主事、
準備段階から当日の運営、演習の助言まで丁寧にご協力いただき、学びの多い機会となりました![]()
心より御礼申し上げます。
今後に向けて
今後は、今回の学びを各部署の実践につなげるために、
*院内での共有ポイント(コール基準、連絡様式、役割分担)の整理
*定期開催(年1回)や、部署横断のミニ演習の企画
*新人〜中堅向けの段階的な教育設計などを検討していきます。
引き続き、患者さんの安全と質の高い医療の提供に向けて、院内教育を推進してまいります!
