脳の血管を見る

コラム

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これまでは、生きた人の脳の血管を見るには、動脈の中に管を入れ、造影剤を注入して血管の影を写す、脳血管撮影という方法しかありませんでした。

最近、ＭＲＩの装置を用いて脳の血管を写し出す、ＭＲ血管撮影という方法が開発され実用化されています。この方法では、体に管を入れたり造影剤を用いることなく、脳の血管を写せるため、苦痛がなく、しかも大変安全に行える利点があります。

従来の脳血管撮影に比べて細かなところまでは判りませんが、脳の大切な太い血管の病変や、ある程度の大きさの脳動脈瘤（脳血管のこぶ）の有無を調べることができます。