コラム
内視鏡手術
【カテゴリー】コラム
婦人科の良性腫瘍(子宮筋腫や卵巣嚢腫)の一部に対して、数年前より内視鏡下手術を用いて摘出手術を実施する方法が導入されるようになってきました。
最近では医療器具の開発・改良が盛んであり、より安全かつ、より低浸襲的に行えるようになってまいりましたため、この方法で摘出手術を実施する頻度が増加してきました。
この内視鏡は腹腔鏡と呼ばれ、非常に細い口径の鏡筒を通して腹腔内臓器の観察・治療を行う方法です。具体的には腹部の2~4カ所に7~15mmの小切開を加えて、この創部から成人頭大の腫瘍を摘出できることもあります。また術後の痛みも比較的少なく、美容上からも望ましい方法であり、入院期間の短縮も可能であり、日常生活への復帰も早期に可能となりました。
尚この方法はすべての患者さまに適しているとは云えませんので、詳細は婦人科外来にご相談ください。